樺南も行ったのかよ
樺南森林鉄路+おまけ

2002年12月8日大量に写真を追加!
2002年12月21日写真を追加!

2002年11月下旬訪問


携行した機材

キャノンA−1+東京光学UVトプコール5.8cmF1.4
ニコンFM10+アンジェニュー35-70mmF2.5-3.3&Super PARAGON70-300mmF5.6

フィルム

プロビア100,400,E100VS

またまたついに今年6度目の出動です(トプコールのテスト撮影という噂アリ)。


★樺南森林鉄路概略★

樺南森林鉄路は元は森林鉄道でしたが現在はほとんど炭鉱の石炭輸送となっています。ナローゲージでC2蒸気機関車の重連が活躍します。場所は佳木斯の南80kmほどのところにあります。いつも走っているわけではないので撮影できなかった人も少なくないそうです。


★初日から修行★

新潟→(飛行機2時間半)→ハルビン→(豪華高速バス4時間半)佳木斯(泊)→(車1時間)→樺南の予定でした。樺南からは1日1往復しかないレールバスに乗るのですが8:00発なので本来(鉄)はハルビンから夜行に乗ってかつての名撮影地南岔通過に萌えなければいけないところですが某筋の情報で?行きに夜行に乗ってしまうと4日間風呂なし。?某「地球の歩き方」によればハルビン→佳木斯の高速バスはトイレ、TVつき85元とありしかもそのバス双鴨山の弾丸ツアーのときにレンタルしたバスがちょうどそのバス(ハルビン⇔佳木斯の行き先表示までついてたんで)でリクライニングもあって大変すばらしかったので文句なくバス+宿にしました。
ところがハルビンに着いて我々が乗ることになったのは発車時間の関係でぎゅうぎゅう詰めのちっこいバスとなり激ナエ。しかもこのバス過積載で違反切符を切られるのがいやなので都心から高速に入れず3時間も一般道を走ってようやく高速に。さらに山間地で数百台を巻き込む数件の同時多発交通事故&超渋滞に遭遇。2時間半の間1cmも進まず..結局10時間ぐらい掛かって夜中すぎに佳木斯到着、当然まともな夕食なし、風呂なしとなってしまいました(T-T)。

翌朝、気を取り直して夜中に佳木斯でみつけた車で樺南ヘ。どうも時折高速から逸れて田舎の町を走りまた高速に戻ってくるので変だと思ったら料金所を避けているのに気付いた。金なら出す(客は日本人だぞ(怒))のに運転手の奇行でタイムロス。なんと7:55になってまだ乗り込むレールバスを探している状態となり樺南での撮影が出来なくなってしまった。


★撮影ポイントへ&最初の重連★

重連は立新からサミットまでの4kmほどの区間しかないのでとりあえずそこへ向かうこととなります。レールバス激混みです!。途中で美人が乗ってきてガイドの横に座りました。小学校の先生で紅光の親戚の見舞いに行くそうです。レールバスは立新ですぐに重連と交換だというのでレールバスの運転士に話してサミットで捨ててもらいます。飛び降りたところ雪が積もりまくってて股下がずっぽり雪にハマって乗客の失笑を買いました。雪が深くて線路脇の築堤状の場所に上がるだけでも大変。本来予定していたΩを見下ろす丘にたどり着く前に立新を出る重連の汽笛が聞こえたので私は全速で300mほど戻って保険として考えていた築堤状の場所に登って待ちました。
※ちなみにガイドは立新で宿泊の交渉をさせるためレールバスで立新へ行かせました。

(ア)
最初から重連Getで幸先ヨシというところでしょうか♪


(ア)
補機です。いい煙ですね♪ 積み荷の石炭が雪をかぶっています。


(ア)
この補機はドイツ機のように各所赤塗りのようです。テンダーのハシゴも赤いです。


★サミットで列車は停車★

重連を撮るのに走りまくって疲れたのでしばらく休んでから次に反対から来ると言われていた空車を狙いにサミットの反対へ行きます。途中重連の補機が帰っていきました。運転士は停止して「乗るか」と聞いたようでしたがサミットの方を指さして手を振ると立新へ帰っていきました。サミットにつくと列車は止まっていて機関士が動輪などに注油をしています。積車は下り坂で機関車のブレーキだけでは危険なのでサミットで貨車のブレーキをいちいち一台づつ半掛けにしてから降りるそうです。しばらくすると爆煙を上げて列車は下っていきました。

(ト)
雪がキラキラ光ってたんです。(映像では確認できませんが)


★反対からの空車★

次にもう少し樺南寄りに移動して反対からの空車を待ちます。新緑とか紅葉ならいい眺めかなと言うような場所が見つかりましたが雪が深く30分近く除雪。ようやくポイント確保。空車はさらに1時間ぐらいしてからかやはり爆煙でやってきました。

(ト)
キャノンA−1の実絞りAEで撮りまくっていたんですが補正量はピッタリ当たっていたようでした♪


(ト)
峠と激闘しております。


★Ωで重連を★

さて本番というかΩを見下ろす丘に登って重連を待ちます。この時期でも13:00にはもう夕方の雰囲気です。当日は雪が降っていたのでさらに辛い状況。レールバスの返しが通過しもはや立新に泊まる以外ない状況。ガイドがうまく交渉しているか若干不安です。レールバスの直後に牛の引くそり通過(笑)。もうしばらく待ってから重連通過。

(ア)
この撮影場所は斜面が農地のようで木がありませんが線路沿いは木だらけです。右の直線は200mm以上あれば狙えるのですが補機が煙で見えないです。


(ア)
木がうるさいのでシャッターの切り所が難しい。ここから右へ行きますが足まわりが見えません。木も多いです。


(パ)
牛の引くそり。車輪がついていたら大スクープだったのだが。左上の遠いはずの場所の方が線路幅が広く見えるのが謎。


★立新に戻ると日暮れが★

歩いて立新へ戻ります。このとき重連の補機の運転士は無情にもそのまま私を無視して立新へ帰っていきました。ロケがてら歩いていきますが一般に言われている4kmという距離よりはだいぶん短いようでした。17:00ごろもう一本重連が立新から出ましたがこの時間は既に真っ暗で周りにまともな照明もないのでバルブしていました。しかし深い雪で線路際しか立てず機関車もよく動くので捕まえきれず途中でキレてストロボで撮っていました。当然まともな写真はありません。宿は旧駅舎にある売店が確保してあって、中に入るとオンドルの上のちゃぶ台にごちそうが並んでいました。食べ終わるとさっそく熟睡と行きたいところでした。夜になっても店にはいろいろ客が来ます。私は人民コートを着ているせいか現地の人は誰も日本人だと気付いていないようでした。「山東省から来た男」と思われていたようです。どうやらそのへんからの出稼ぎが昔多かったらしくて(笑)。そういえば撮影中もやたらに声を掛けられました。薬を買いに来た中学生の娘もいました。家を聞いたら電線のない方角だったので「電気のない家?(笑)」と聞くと笑って「夜はろうそくです」と言っていました。学校は10kn以上離れている下樺の方にあって平日は寮に入っていて週末だけ帰ってくるらしいです。
※宿は人数が多いときは紅光寄りの電気の来ている民家にするようです。茶碗と箸、コップは持っていったほうがいいでしょう。

(ト)
立新駅舎です。


★補機で小旅行★

さて暖かい(結構暑い)オンドルで熟睡しようかという20:00頃また列車が来たので補機に乗ってサミットまで往復します。補機はなんと一人乗務でした。写真にはいまいちです。機関士は灰落とし、給炭、くべた石炭を棒でかき混ぜる、という動作を定期的に繰り返しほどなくサミット到着。帰りは難なく下ってきて無事終了。さあ寝るぞ。
※この日は本当に3時間ごとに重連が出ていっていました。


★朝のお通じ★

中国に行くといつも問題になるのがトイレ。もちろん宿にした駅の売店にもトイレはありません。朝にはやはり来るものは来るので建物の裏へ行くと店主がしゃがんでいます。「やばい、見てしまった」と思い立ち去ろうと思いましたがよくよく考えればこの地では公衆便所の中もオープンだと言うことを思い出して「便所は?」と聞くとそこでと足下を指さすので集団う○ことなってしまいました(笑)。済ますと店主は簡単に2人分のモノをスコップで遠くへ投げて終了!。


★朝の重連★

朝5:30ごろ樺南からの空車がものすごい音を立てて到着しました。どうも貨車が一台車軸を折ったらしいです。6:00すぎに外に出るとこの貨車に関する処遇と線路の状況確認などを話し合っている模様。立新では樺南から来た機関車はデルタで方転して給水、給炭して紅光からの列車を待ちその列車の補機をやってきてから空車を後ろ向きで引いて紅光へ向かうという運用をするので紅光から列車が来るとほどなく重連が出るのですがすぐに紅光から列車が来たので慌てて駅近くの丘に登り重連発車を狙います。しばらく待つと紅光から来た本務機が単機でサミット方向へ行ってしまいました。「重連はないのか..」、私は状況確認に駅へ戻るとガイドが「機関車は線路の状況確認に行った」と教えてくれたので再度丘へ行って待ちます。しばらくして単機が帰ってきて重連は出発しました。そのあと駅へ戻る途中線路修理に向かう保線要員の一団とすれ違いました。なんと宿にした店主も出動していきました。補機はほどなく戻ってきました。ただこのあとの運転がなくなる(レールバス運休あるいは激しい遅延)ようだと適当に判断して道路のある下樺まで歩かなければなりません。

(ト)
朝,夜明け直前の紅光からの上り貨物。


(ト)
紅光からの貨物は中央に入り機関車はポイントをNの字を逆から描くようにに移動して左の給水塔横に来ます。樺南からの空車は右に入り機関車は奥へ出て左から給水塔裏の方のデルタへ折れていきます。デルタは左の機関車の手前の方に出てきています。


(ア)
本務機が単機で線路の状況確認に出発。


(パ)
重連発車! 雪が降りまくっています。


(ア)
雪のせいで暗かったし風も少しありました。前日より寒かったです。


★路線封鎖の危機★

皆故障車を側線においたまま生きている貨車だけつなぎ換えて紅光へ出発すると考えていたのですが「運転司令部の指示」とかでチキっぽい貨車が放置されている紅光側の使ってない側線に故障車を捨てることになったらしく故障車を紅光方向へ引いていきますが本線上のポイントを破壊して停車。面倒なことになってきました。とりあえず壊したポイントのブレードを交換してスパイクで仮固定して..みたいなことをやっていてどんどん時間が過ぎていきます。当日は日曜なので樺南の修理部もみんな休みで人間も手配がつかないとか。あっという間に11:00をすぎレールバスも来てしまいました。レールバスは駅入り口のポイントで客と貨車を捨ててデルタで方転しました。でまた貨車を拾って駅舎前に停車。客や車掌は駅舎、売店に逃げ込んでいます(レールバスの中は寒い)。私は19:00佳木斯発の寝台に乗らないといけないので12:00までにレールバスが動き出さない場合、下樺へ歩く決断を迫られます。時は既に11:40をまわり悲壮感が漂ってきます。保線要員らも怒号をかわしながら作業をしているのでさすがにカメラを向ける訳にいかず遠くから眺めるのみです。そして11:50ごろ徒歩で帰る決断を覚悟したとき奇跡が起きました。なんとどう見ても推進はムリだと思っていた貨車を一発で側線に放り込んでしまいました。これには拍手喝采でした。早速乗客+私はレールバスに乗り込みました。

(ト)
興味津々のレールバス『牡丹江』号+根室拓殖鉄道を思わせる貨車にご満悦♪

2002年12月21日写真追加

(ト)
こちらが根室拓殖鉄道を思わせる貨車。


★紅光★

紅光へ行くレールバスに乗り込んだのは座席確保と紅光方面の確認のためでした。レールバスは推進運転なので運転士が後ろが見えるよう客はみんなかがまないといけません。川には何隻も砂金採掘船の残骸が転がっています。なんと日本軍が置いていったモノだそうです。カメラが出せなかったので写真は撮れませんでした(残念)。しばらくすると紅光の町が見えてきました。わりと大きめの町です。すれ違いのできる場所があってそのすぐ先に石炭積み込みの側線があります。その分岐の直後で一度停止し貨車の積み荷を全部降ろしました。その先のカーブを曲がると売店の前に停車。そこが紅光だそうです。乗客が矢継ぎ早に乗り込んできて帰りの席取り合戦です。行きに会った小学校の先生も乗ってきました。レールバスはもう少し先まで行ってくると言ってスナップ撮影している私を置いたまま先へ行ってしまいました。レールバスは見えるところで貨車を付け替えて帰ってきました。結局レールバスはたいして遅れずに樺南へ帰りました。ヤレヤレです。

(ア)
紅光の少し手前から立新方向を見たところです。左は本線でカーブの先にすれ違いのできる場所があります。右は石炭の積み込み用側線です。ということは1列車分3時間で貨車に積み込みを終えるのでしょうか。


(ア)
道路に面した場所で貨車の積み荷を全部降ろしました。


(ア)
あと300mぐらい行ってから貨車を付け替えて戻ってきます。


★おまけ樺南石灰石輸送線★

樺南から標準軌で33kmほど石灰石の鉱山へ行く路線がありここには前進が2台いて代わる代わる使われているようです。樺南市街から林鉄の始発駅へ行く途中の踏切から前進と満鉄の客車が見えるのですぐわかります。一日3〜6本ぐらい列車があるようです。撮影した場所は線路が順に国鉄、機務段の留置線2本、別の支線となっていて留置線に一台前進がいました。支線の方はDLがしつこく入れ換えで通ります。しばらくすると旗を持った職員が来てわめいているので「怒られるのかな」と思っていたら建物で先が見えない留置線の一本からいきなり猛スピードで前進牽引の列車が飛び出てきました。引きのない場所にいたのであやうくひかれるところでした。その列車まだ遮断機が下りきっていない踏切で急停車して踏切番に怒る始末..
※樺南で林鉄が運行していないときはここと鶴崗へ行きましょう。
2002年12月7日写真追加

(ア)
後ろに満鉄の客車が..しかし暗い。

2002年12月21日写真追加

(ト)
満鉄のものと思われる客車。


★まとめ★

やはり4日間でのこの地の訪問はリスキーなようです。現地でスカを食らった日本人も一人や二人ではないようですし..
トプコールもよく写るんですがアンジェニューのズームもおもちゃみたいなちゃちな外観なのに写りは侮れません。徐々に私の信頼を勝ち得ているようです。タマちゃん用に買ったSuperPARAGONズームは氷点下でバネの引きが甘くなったようでFM10のシャッター不良を引き起こしました。このへんはサードパーティレンズの性というか吉蘭泰で使ったシグマズームもそうでしたがnikonの構造的欠陥ですね。中古のnikon用レンズを買う場合は絞り羽根の引きバネの圧力をよく確認しましょう(私は修理してしまいますが..)。

「ライカ使えよ」って怒られそう..


フレーム表示ではない場合

(C)Hiromi Masaki