小さなモーターを求めて




★ポケベルモーターがなかったころの話★

ちょうど10年前の話、秋葉原ですらまだポケベルモーターを見なかった頃、鉄道模型マニアが目にすることのできるのは極小のモーターと言えばメルクリンのZゲージを分解してでてくるやつとか某燕堂の超小型モーター程度でした。


写真:某燕堂モーター

メルクリンは改造素材として使用する以前に高価すぎる(1両1万数千円)という問題があり私の手元で実験材料となることはありませんでした。

某燕堂モーターも比較的高価(確か1つ3700円)でしたがそれよりも1つ入手したら2度と入手できなかったため、1個しかないものは使いようがないということでもはやキドマイティ?を下回るサイズのモーターはないということとなり超小型動力車のモデリングは実行以前に頓挫することとなりました。

このころ某マイクロキャストミズノが欧州向けに輸出するNmゲージの製品に使っていると言われていたZ−80というモーターがキドマイティ?よりまだ小さいという情報をつかみ早速製造元と見られる「花園」を突き止め、10個注文となりましたが1ヶ月すぎても送ってこないので電話すると

「おばさんが手作業で線を巻いてるんでもうちょっと時間をください」

なんて事もありました。


★Z−80改★


写真上:Z−80(伊藤誠一氏所蔵)
写真下:Z−80改

おばさんがせっせと仕上げたモーターを速攻バラすのは気が引けたのですが上記の電話の時に「改造するんで線巻いてないやつはそのままでいいっすよ」と言ったもののやはり製品としてはまずいようで...

改造はまずバラしてケースとかコアとか縮められそうなものをバサバサ切削してしまうんですね。で、巻線は仕方ないので昔の電話機のベルの電磁石なんかから取り出したコイルを使って巻き直していました。


写真:コイル

この手の改造モーターは発熱がひどくてダメでしたね。結局Z−80改は一度も自作機に使うことはありませんでした。今ならポケベルモーターで済んでしまうし..


フレーム表示ではない場合

(C)Hiromi Masaki